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サンゴがビーチのすぐそこに!イノーが広がる宮古島・吉野海岸

2017.06 15

宮古島の東側に位置する「吉野海岸」はビーチの近くまでサンゴ礁があることで知られています。

通常サンゴはある程度潜らなければ観察することができませんが、吉野海岸はビーチの近くでシュノーケリングしながらサンゴの観察ができます。

 

また、吉野海岸から少し足を伸ばすと「エンジェルケーブ」と呼ばれるダイビングスポットがあります。地形と光の神秘さに、思わず心を奪われることでしょう。

 

サンゴ礁がビーチの近くに!吉野海岸


吉野海岸は宮古島の東側に位置しています。宮古空港からは車で約30分、平良港からは車で約45分です。

 

吉野海岸の高台から海を眺めるとビーチの近くにまでサンゴ礁がある風景を眺めることができます。実際に、ビーチから5mほど沖に出てみると、海の底にあるサンゴを眺めることができます。

そのため、吉野海岸でサンゴを観賞するならシュノーケリングで楽しめます。また、吉野海岸では、サンゴだけでなく色とりどりの魚も眺めることができます。吉野海岸は、初心者に最適な海岸と言えます。

吉野海岸で気をつけておきたいことは?


吉野海岸は遠浅であることから、干潮時には潮が引き、泳ぐことができなくなる場合があります。泳ぐ場合は、干潮の時間帯を避けるようにしましょう。

また、サンゴは踏みつけないように気をつけましょう。踏みつけられたサンゴが新たに再生されるまでには、長い時間を要します。吉野海岸ではマナーを守ってサンゴを観賞しましょう。

 

そのほか、吉野海岸には駐車場がありますが有料です。またビーチまでは急な坂道となっていることから、駐車場からビーチまでは車で送迎してもらえます。駐車場にはトイレやシャワー、売店もあり、シュノーケリングの道具もレンタルできます。

吉野海岸にある「イノー」ってどんなもの?


「イノー」とは周囲をサンゴ礁に囲まれており、窪地となっている場所のことです。そのため、干潮時も海水が引きません。イノーは「礁池(しょうち)」とも呼ばれ、干潮時は礁池の部分だけ池のように水がたまっています。

 

吉野海岸では、比較的浅い場所にサンゴが生息していますが、少し沖合に出ると海底に窪地があり、さらに沖合に出ると浅くなります。そのような地形であるためイノーの所だけは水がたまった状態になります。

 

しかも、沖合にある浅瀬が堤防のような役割を果たすため、イノーの部分は比較的波が穏やかな状態となります。

 

日本では比較的小さな「礁池」が形成されますが、海外ではサンゴが広い範囲にわたって堤防のような役割を果たす場合があることから、湖のように大きい「礁湖」が形成される場合があります。

吉野海岸周辺のダイビングスポット エンジェルケーブ


吉野海岸は水深が浅めでシュノーケリング向きですが、吉野海岸から少し離れると、ダイビングに最適なスポット「エンジェルケーブ」があります。

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写真提供:マールプロモーション

 

エンジェルケーブを直訳すると「天使の洞窟」という意味になりますが、まさにその名前がぴったりと感じられるダイビングスポットです。エンジェルケーブでダイビングしていると、ケーブの上部には多くの亀裂が見られます。

 

その亀裂からは、太陽の光が青白く、細長い状態で照らされます。しかも、亀裂が多いほど、青白い光が多数見ることができ、まるで、暗闇を照らす神秘的な光のように感じられます。

あまりの幻想的な風景に、きっと心を打たれることでしょう。エンジェルケーブは水深10m程度なので、初心者でも十分にダイビングすることができます。

 

吉野海岸は、浅瀬でサンゴ礁を堪能できることが魅力的です。初心者の方も気軽にサンゴ礁を観察できるのがうれしいですね。また、吉野海岸から少し足を運ぶと、神秘的なダイビングが楽しめます。

宮古島を訪れたら、吉野海岸とその周辺で海の楽しさを味わってみましょう。

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