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「秘境の地」プーケットのダイビングスポットを紹介!

2017.07 06

プーケットはタイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島です。年間を通してビーチリゾートやマリンスポーツが楽しめるため、世界的なリゾート地として知られています。

エメラルド色の海と真っ白な砂浜が美しく、「アンダマン海の真珠」とも呼ばれています。そんなプーケットは、ダイビングをするのにもベストな島です。これから、プーケットのダイビングスポットを見てみましょう。

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ラチャヤイ島


ラチャヤイ島はプーケットから約1時間ほど南下したところにある、周囲12kmの島です。周辺の島々の中で最も透明度が高いダイブサイトとして知られ、1年を通してダイバーで賑わっています。

 

インド洋はモンスーン(季節風)の影響で、波のコンディションが悪くなることもあるのですが、ラチャヤイ島は島の東西にそれぞれ複数のダイビングポイントが点在しています。時期によって潜る場所を変えることで、モンスーンを避けて波の穏やかなところでダイビングを楽しむことができるのです。

 

雨季の5〜11月には、島の東側を泳ぎます。スタッグホーンリーフと呼ばれる場所には枝珊瑚の群生が広がっていて、その間にはスズメダイ、キンギョハナダイが群れをなして泳いでいます。東側には沈船が3か所、コンクリートのブロックを設営した漁礁が3か所あって、どれも見応え十分です。

 

乾季の12〜4月には、島の西側を泳ぎます。バンガローベイは、初心者向けのポイントが多いことで知られ、ダイビングを最近やっていない方にもオススメです。マンタやトビエイなどが観察できるでしょう。サイアムベイには、湾の中央部に象や門、寺院などを模したモニュメントが設置されていて、幻想的な風景が広がっています。

 

ピピ諸島


こちらはプーケットから船で南東に2時間ほど進んだところに位置する諸島で、6つの島から構成されています。

 

そのうちの1つ、ピピ・レ島は、レオナルド・ディカプリオ主演のアドベンチャー映画「ザ・ビーチ」の撮影場所になったマヤベイがあることで有名な無人島です。観光の中心となる島はピピ・ドン島で、こちらには宿泊施設やレストランが密集していて、人々の生活の拠点となっています。

 

周りをサンゴ礁とエメラルドグリーンの海に囲まれ、濃い緑色のヤシの木に全体を覆われたこの島は、まさに秘境と呼ぶにふさわしい地です。「映画の1シーンのような異空間の島」とも評されています。また島では、石灰岩からなる切り立った岩壁を見ることもできて、その岩壁が独特の光と影の模様を作り出している光景は実に幻想的です。

 

ダイビングでは、岩肌についたソフトコーラル、クマノミやガンガゼ、シャコガイなどの生き物を見ることができます。ピピ・レ島のロッサマーベイは、ウミウシが人気です。

 

シミラン諸島


プーケットから1時間半ほど北に行くと見えるのがシミラン諸島。周囲が約140平方キロメートルにわたって海洋国立公園に指定されているこの諸島は、20〜35mという高い透明度を誇る海が特徴で、ダイビングサイトとして有名です。

 

10月〜5月の間は自然保護のために島に入ることが禁止されており、11月〜4月という期間限定で楽しめるスポットになっています。

 

名称の「シミラン」はマレー語で「9つ」という意味を持つ言葉で、南北に並ぶ9つの島々でこの諸島が構成されていることに由来しています。

 

シミラン諸島周辺には最低でも20か所のダイビングポイントが存在すると言われており、またハードコーラルも200種以上が生息しています。

 

魚の中には、シミランだけでしか見ることができない固有種もいるそうです。また島の西側には、巨大な花崗岩が複雑に折り重なったポイントがあり、神秘的な地形を楽しむことができます。

 

プーケットのダイビングスポットを紹介してきました。いずれも、その場所でしか楽しめない生き物や景色を見ることができます。休暇の際に、ぜひ訪れてみてください。

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