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遭遇率は世界有数!マンタを求め、川平石崎マンタスクランブルへ!

2017.06 12

世界最大級の魚類で主に熱帯の海域に生息する「マンタ」は海外の海に生息していることが多いですが、日本の海では石垣島周辺でマンタに遭うことができます。

特にマンタとの遭遇率が高いのは、石垣島の北西側に位置する「川平石崎マンタスクランブル」で、世界でも指折りのマンタ遭遇ポイントとなっています。高い確率でマンタと遭うことができる川平石崎マンタスクランブルについてご紹介します。

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画像提供:ぷしぃぬしま

 

川平石崎マンタスクランブルって、どんな場所?


川平石崎マンタスクランブルとは、石垣島の北西側に位置するダイビングスポットでマンタとの遭遇率の高さは世界有数です。

ダイビングスポットの名称に「スクランブル」という単語が入っていることからも、マンタが多いダイビングスポットである様子がうかがえます。

 

川平石崎マンタスクランブルは水深10~20m前後で、潮の流れは比較的穏やかですが、時折潮の流れが強くなる場合があります。ダイビングの際には注意しましょう。

 

川平石崎マンタスクランブルへは、石垣島のダイビングショップを利用しましょう。ポイントへの所要時間はショップの位置にもよりますが、近いショップであればボートで10~15分ほどで到着します。

「マンタ」って、どんな生物なの?


マンタとはエイの仲間で大きな体を有していることが特徴的です。

海外の海には体長7m前後の大型のマンタも生息していますが、石垣島周辺に生息するマンタは「ナンヨウマンタ」という種類で体長は3~4m前後です。

 

大きな体を有しているマンタですが、性格はおとなしく、ゆったりとしたペースで泳ぐので安心して観察することができます。

 

また、マンタのまわりには小型の魚が一緒に泳いでいることがあります。小型の魚たちは、マンタと一緒に泳ぐことでマンタについている寄生虫を食べたり、マンタのフンを食べたりすることができるのでエサに困ることはありません。

マンタとしても小魚たちに寄生虫を食べてもらえる利点があり、お互いに共存共栄しています。

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画像提供:ダイビングチームうなりざき石垣店

川平石崎マンタスクランブルは、なぜマンタが多いの?


世界指折りのマンタ遭遇ポイントである川平石崎マンタスクランブルですが、ここにマンタが集まる理由は「クリーニングステーション」があるためと考えられています。

川平石崎マンタスクランブルのクリーニングステーションは、海の中にある小高い丘となっており、小さな魚たちが群れています。

 

先ほど、マンタの体についている寄生虫は、小魚に食べてもらっていることを説明しましたが、マンタがクリーニングステーションで泳いでいれば自然と小魚たちがやってくるので、マンタの体についている寄生虫を小魚たちに食べてもらうことができます。

マンタが増えるほど小魚たちも増え、さらにマンタが増えるという好循環ができあがります。そのため川平石崎は、マンタスクランブルと呼ばれるほどマンタの遭遇率が高くなっていると考えられます。

マンタと遭遇できるベストシーズンは、いつ頃?


マンタと遭遇しやすいベストシーズンは、マンタの数が増える9月から11月の初め頃となります。なお川平石崎マンタスクランブルでは年間を通してマンタが生息しているため、風が比較的穏やかでポイントに行きやすい5月から8月もおすすめのシーズンとなります。

 

ただし、川平石崎マンタスクランブルは、石垣島の北西側に位置していることもあり、北寄りの風が吹き、波が高くなりやすい季節となる11月中旬頃から3月にかけては行くことが難しくなります。

 

世界有数のマンタ遭遇ポイント「川平石崎マンタスクランブル」。ベストシーズンは秋ですが、風や波が比較的落ち着く春から夏もおすすめシーズンです。大きな体で、海の中をゆったりと泳ぐマンタと遭うために、石垣島を訪れてみましょう。

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