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ダイビング虎の巻①「中性浮力が上手く取れない」

ダイビング虎の巻①「中性浮力が上手く取れない」

ビギナーの一番の悩みかもしれません。中性浮力とは水中で浮きも沈みもしない、同じ水深を保っていられる状態です。
水中を自在に泳げるのは中性浮力のスキルがあってこそ。BCDの操作は最小限にし、あとは呼吸でコントロールするのがコツ!

適正ウエイト

ビギナーに多く見られるのが、オーバーウエイトで沈み過ぎ、フィン(足ひれ)を自転車こぎの様に動かすことです。これは体力を消耗し、エアの消費が早くなり、また、サンゴに傷を付けたりと、何もも良いことがありません。

「適正ウエイト」って?

器材を装着して、水に入り、BCDの空気を全部抜き、普通に呼吸をしている状態で、ちょうど目の辺りに水面がくるのが適正ウエイトとされています。
よく、太っている人は浮力が大きいのでウエイトがたくさん必要とか、また体重の1割ぐらいが適正ウエイトだとも言いますが、これはいずれも目安として結果的に正しかったりするのですが、正確には間違いです。
まず、比重について考えてみます。簡単に言うと比重とは水の中に入った時の物の重さのこと(アルキメデスの原理)ですから水の比重は1。人の比重は約0.923から1.002といわれます。すなわち浮きやすい人もいれば、沈みやすい人もいるということです。これが前の話に繋がる訳で、体の中で一番比重の軽い物質が脂肪で、脂肪の多い人は浮力が大きいということになります。
ここでダイビングに置き換えてみると、ダイビングの器材はBCD、レギュレーター、タンクに、その他の装備品を加えると15~20kg位になります。これなら普通の体格の人ならウエイトをしなくても沈むはずですが、なぜウエイトが必要なのでしょう。
一番の大きな理由は、ウェットスーツです。
ウェットスーツは、ネオプレーンゴムで出来ており、保温のため生地内に独立気泡があり、かなりの浮力があります。そのスーツの素材の厚さや面積により、装着するウエイトを調整しなくてはいけなくなります。すなわち当然体の大きい人は、スーツの生地の面積が大きくなり、その分の浮力が大きく、より多くのウエイトが必要で、体の小さい人は、スーツの生地の面積が少ないので、ウエイトは少なくてすみます。
また、その気泡は水圧によって深いところでは小さくなり、浅場に戻れば浮力が戻ります。特に浅場の方が水圧の変化が大きくそれによって浮力の変化も大きくなります。
それに長いダイビング休暇で何本も続けてダイビングをすると、スーツの気泡に水がしみこんで乾く間がなく、1~2kg分位の浮力がなくなったりもします。
つまり、適正ウエイトと一言で言いますが「適正ウエイト」は一定ではない、 そして簡単な計算式も無いということです。その上、ダイビングの後半には空気が少なるのでタンクが軽くなり、浮力が増大します。それもアルミタンクの方がスティールタンクよりも大きくなります。 この様にウェットスーツ、タンクの材質やその他の装備品、ダイビングスポットやダイビングメニューに、ダイビング中の浮力変化の要素を加味してウエイト設定を変える必要があるのです。
だから、ビギナーの方が適正ウエイトをすぐに言える訳がないのです。 潜れないのではないかと不安で、安易にオーバーウエイトにしがちですが、姿勢や空気の消費にロスが生じ、スムーズな動きがしにくく、危険でもあります。

適正ウエイトの目安

■3㍉ワンピース

体重40~50㎏:アルミタンク⇒ 1㎏ スチールタンク⇒ 0㎏

体重50~60㎏:アルミタンク⇒ 2㎏ スチールタンク⇒ 0~1㎏

体重60~70㎏:アルミタンク⇒ 2~3㎏ スチールタンク⇒ 1~2㎏

■5㍉ワンピース

体重40~50㎏:アルミタンク⇒ 2~3㎏ スチールタンク⇒ 1㎏

体重50~60㎏:アルミタンク⇒ 4~5㎏ スチールタンク⇒ 2~3㎏

体重60~70㎏:アルミタンク⇒ 5~6㎏ スチールタンク⇒ 3~4㎏

■5㍉ツーピース

体重40~50㎏:アルミタンク⇒ 3~4㎏ スチールタンク⇒ 2㎏

体重50~60㎏:アルミタンク⇒ 5~6㎏ スチールタンク⇒ 3~4㎏

体重60~70㎏:アルミタンク⇒ 6~7㎏ スチールタンク⇒ 4~5㎏

※個人差があるので、ダイビング前に必ずウエイトの調整を!

BCDの吸気・排気と肺のトリミング

あとは水深によって体が浮いたり沈んだりするので、BCD(浮力調整具、ジャケット)の吸気と排気や肺のトリミングで中性浮力を得るわけです。

BCDの吸気・排気

中性浮力を得る極意は、できるだけ体を動かさず、体の浮き沈みを見ながらBCDにゆっくり(少しずつ)空気を出し入れしてみることです。 また、ビギナーによく見られるのがBCDのエアを抜き切れず、浮き上がってしまうことです。左肩でインフレーターホースをしっかり上げないと、うまく空気が抜けない構造のBCDもあります。

肺のトリミング

ある程度の中性浮力が確保できたら、あとは肺の浮力を使って水深を保ちます。この感覚を出来るだけ早くつかんでください。
通常、人間の1回の換気量は約500CCといわれるが、潜水中はゆっくりと呼吸を行うので、1回の換気量は2倍のおよそ1,000mlになる。
これを浮力に換算すると約1kgであるから、呼吸による浮力の増減は±1kg程度変化する。したがって、1kg程度の浮力調整はダイバーの呼吸によって可能である。この浮力調整を呼吸によるトリミング、あるいは肺のトリミングという。

一度、落ち着いて練習してみて下さい。中性浮力がとれていないと自覚していることが習得への早道です。

お気軽にインストラクター、ガイドにご相談ください。

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